【朗報】格安スマホ、イオンが大容量プラン値下げ 　携帯大手の２～３割安

イオンは格安スマートフォン（スマホ）サービスの大容量プランを７～17％値下げする。携帯電話大手の同等プランより２～３割安くし、動画コンテンツなどを割安な価格で楽しみやすくする。イオンのサービスは従来シニア層が利用客の中心だったが、20～30歳代が好む大容量プランを強化して客層を広げる。

10月１日から、全29プランのうち月のデータ通信量が20ギガ（ギガは10億）バイト以上の12プランを値下げする。通信量20ギガバイトのデータ通信のみプランでは従来より500円下げ、月4480円（税別、以下同）にする。音声通話付きの20ギガバイトプランは、かけ放題の通話料を含む料金を1000円下げて6480円にする。

大容量プランを巡ってはＮＴＴドコモ、ソフトバンク、ＫＤＤＩ（ａｕ）の大手３社が９月にこぞって新プランを発表した。通信量が月20ギガバイトのプランは３社ともデータのみで6000円、かけ放題の通話料を含む通話付きで8000円だ。

格安スマホ業界はこれまで、気軽にスマホを使いたい人向けの数ギガバイト程度の低容量プランが主だった。今後は通信量が多いコンテンツの利用が拡大していくのは確実。
携帯大手やイオンが新プランを投入したのをきっかけに、格安スマホ事業者の主戦場は大容量にシフトしそうだ。

ネット通販などの利用状況を契約者ごとに把握し、効果的な販促につなげられる利点もある。スマホ契約者を奪い合う異業種の競争は今後も激しさを増しそうだ。

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO07757760Y6A920C1TI1000/?dg=1