PCサポセン勤務経験者の俺が5つの思い出を振り返る

１，何もしてないのに電源入らなくなった

お客様「何もしてないんだけど電源入らなくなった」

おれ氏「大変ご面倒をおかけしております」
おれ氏「電源が入らないとのことなのですがが現在画面は真っ暗でしょうか、それともぼんやり光っていますでしょうか」

お客様「真っ暗だよ」

おれ氏「ありがとうございます。では次に本体正面左側に本来点灯しているはずのランプがございますが光っているものはありますでしょうか」

お客様「ランプってこれかな？全部消えてる」

おれ氏「ご確認ありがとうございます。全部消えているとのことですので給電が出来ていないようですね」
おれ氏「電源のリフレッシュ作業を行いますので本体右側面にある電源プラグを一度抜いてみていただけますでしょうか」

お客様「右側面ね…あっ！」

おれ氏「」

お客様「ごめん、抜けてた」

おれ氏「さようでございましたか。お手数ですが差し込んでいただいて手前のランプをご確認いただけますでしょうか」

お客様「あー、点いた」

おれ氏「ありがとうございます。念の為、画面の状態はいかがでしょうか」

お客様「出てきた出てきた、ごめんねー」

おれ氏「いえ、解決できて何よりです。」

コンセントは抜けていたりすごくあっさりとしたミスによるトラブルは割と多い
コンセントも入れていない。まさに「何もしていない」から電源が入らないのだ
お客様は嘘をついていないんだぜ！
ちなみにこういう案件、開口一番「コンセント入ってます？」とか返答するオペレーターがいるけど結構な割合でクレームになる
実際にコンセントへ接続されていなかったとしてもクレームになる。
変化球で確認する技能がオペレーターには求められる。
失礼のないように誘導するゲームをするのはスーパー楽しかった

>>11
うっかりさんだと何度言えば
実際何の工夫もしていないからユーザー依存は否めない
だからこそ「あるあるやで」って気持ちでほがらかな気持ちで対応せねばならん
「コンセントくらい入れろよ」とか「くだらねーことで電話してくんな」とか思ってはいけないのだ

2，市販ＤＶＤのコピーがしたい！

お客様「レンタルしてきたＤＶＤのコピーしたいから教えて」

おれ氏「大変申し上げにくいのですがＤＶＤの複製などは法律で禁止されておりますのでお答えすることができません」

お客様「は？コピーするために買ったんだけど？」

お客様「出来ないなら返金して」

おれ氏「大変申し訳ございませんが、製品に不備がございませんのでご要望にはお応えすることができません」

お客様「コピーの方法教えてくれないんでしょ？不備じゃん」

おれ氏「市販のＤＶＤなどの複製は法律で禁止されております」
おれ氏「弊社製品のう不備などではなく法律で定められていることです」

お客様「は？前使ってた他社のＰＣは出来たんだけど？」

おれ氏「他社製品のことは分かりかねますが法律で禁止されておりますのでメーカーの純正の機能では行えなかったと思います」

お客様「そうだよ、コピーするソフト入れたからね」

おれ氏「」

お客様「だからこれも何を入れたらいいのか教えてくれって言ってるの」

おれ氏「もうしわけごｚ」

お客様「とっとと教えろって言ってんのおおおおおおおおおおおお！！！！！！」
お客様「お前と話したくて電話してんじゃねーんだよ！！！！！！」
お客様「コピーするために必要なものをとっとと教えろって言ってんのおおおおおおおおおおお！！」

おれ氏「(鼻くそほじほじ)」

お客様「違法とか合法とか関係ないんだよ！コピーさせろ！」

おれ氏「大変申し訳ございませんが当窓口ではご案内できません」
おれ氏「法に触れる行為ですのでご案内するための情報がございません」

お客様「じゃあ出来るか出来ないかだけ教えろ」

おれ氏「情報がございませんので出来るか出来ないかも含めてご案内することはできません」

お客様「じゃあ返金して！！役に立たないもの売りつけないで！！」

おれ氏「製品に不備はございませんので返金に応じることはできません」

お客様「コピーも出来ない！返金もしない！こんなの詐欺じゃない！！」

どうやら詐欺だったらしいと思いながら鼻くそほじほじ
お客様「消費者センターに詐欺企業だって訴えてやる！死ね！！」

安定の電話ガチャ切り
たまにリッピングや仮想ツールの事を案内する糞オペレーターがいるのでそいつはマジで 氏ね

3，携帯の電源入らないんだけど？

お客様「携帯の電源入らないんだけどなんで？」

おれ氏「」

間違い電話かなって思うよね

おれ氏「恐れ入りますが携帯電話の電源が入らないということでしょうか」

お客様「そう言ってるじゃん。なんで？」

おれ氏「大変申し上げにくいのですが私共はＰＣのサポート窓口ですので」

お客様「そんなこと知ってる、なんで？」

おれ氏「弊社の製品をお使いということでしょうか」

お客様「違うよＢ社だけど？なんで電源入らないか教えて」

まずなんでうちに電話かけてきてるのが教えてほしいわ
同社の製品ならまだしも他社製品とか意味が分からん

おれ氏「恐れ入りますがお使いの携帯電話の会社かＢ社の携帯端末のサポート窓口にご連絡いただければと思います」

お客様「たらい回すの？」

おれ氏「」

いやね、たらい回すも何もうち全く関係ないからね
こちらからガチャ切りしても許されるレベルの電話ですよっと

もうちょっとだけ続くんじゃよ

>>12
から続いたんじゃよ

おれ氏「当窓口にはＢ社の携帯電話の情報はございませんので」

お客様「言い訳は良いの、なんでか答えて」

おれ氏、危うく知らんがなと口に出そうなのをギリギリで堪える

おれ氏「情報がございませんのでお使いの携帯伝ｗ名の窓口にごそうｄ」

お客様「しました！それでここに聞くように言われたの！だからなんでか教えて？」

おれ氏「」

おれ氏「大変申し上げにくいのですが当窓口には一切情報がございません」
おれ氏「お使いの携帯電話の会社かＢ社の携帯単横窓口にご相談いただければと思います」

お客様「そうやってたらい回しにする気でしょ？そんなの嫌だからあなたが答えて」

いや、その意気込みを何故キャリアの窓口で発揮しなかったのかと
もしかしたらキャリアの窓口には相談してないのかもしれないけどな

お客様「わかったわ、じゃあ携帯電話の会社とＢ社が解決できなかったら責任取ってくれるんでしょうね」

そのりくつはおかしい

お客様「そっちで解決できるからそっちに聞けって言ってるんだから当然よね？」

おれ氏「大変申し上げにくいのですがそれも含めて当窓口ではお応えできません」

お客様「なんでよ！あんたが効けっていｔｔ」

おれ氏「弊社の製品ではありませんので」

普段の対応では絶対やらんけどもうこのままじゃ堂々巡りになるので相手の発言を遮るおれ氏

おれ氏「弊社の製品ではありませんし、弊社で販売している物でもございません」
おれ氏「他社製品に関しましては他社の該当窓口へご相談ください」

お客様「だから！それで解決できなかったらどうしてくれんの？責任取ってって言ってんの！」

おれ氏「弊社は全く関係ございませんので知りませんとして言えません」

お客様「はあ？不良品掴ませといてなんなの？」

おれ氏「その不良品は弊社の製品ではありません」

お客様「そういう態度取るの？もう二度と電話なんてしない！死ね！」

いつもの電話ガチャ切り


これにて一件落着と思うじゃん？

俺の中では一件落着しなかったでやんす

4，おれ氏の宿敵は品質部門
当然フェイクも入っているけど
どうして糞みたいなオペレーターがクビにならないかを
ちょっと暴露してみたいのでその仕組みの一部を書いてみる
>>12と>>13が品質査定部門に査定対象として選ばれてしまった

品質「なんだ、この対応」
おれ氏「なんだも何もうちの製品じゃないでしょ」
品質「そんなことは関係ない！解決できるよう努めたのか？」
おれ氏「うちの製品じゃないんだからその必要性はないでしょ」
品質「他社製品だった場合にはどうするか知らないの？」
おれ氏「知らないのも何も他社窓口誘導何度もしてるでしょ」
おれ氏「それでも堂々巡りだからこうなったんすけど？」
品質「だからと言って会話を遮っていいなんてルールはない」
品質「お客さんの会話は絶対に遮ってはいけない！」
おれ氏「お客さんじゃなくてお客様な、普段からお客様って言うように指導してんのあんたらだろ」
おれ氏「それにルール持ち出すなら品質査定に採用するのは通常案件、それも10分程度の案件って規定あったでしょ」
おれ氏「ルール守れって言うならそっちもルール守ってくれませんかね？」

品質「こんなひどい対応しておいて開き直るな！」
おれ氏「んじゃ最低点数つけてくれませんかね」
おれ氏「元々気に食わないから低い点数つけるためにずっとモニタリングしてたんでしょ？」
おれ氏「良かったっすね、お望みの案件がとれて」
品質「あ？なんだその態度クビにすんぞ？」
おれ氏「委託で監査やってる立場でクビにするなんてしていい発言じゃないでしょ？あんたらにそんな権限ねーよ」
おれ氏「喫煙所でパチンコの話で盛り上がる連中だけ好評価するお仕事楽そうでいいですね」
品質「あ？もっぺん言ってみろ」

ボス「二人ともやめなさい、おれ君も言い過ぎだ」
ボス「ただ品質君もクビにするって発言は大問題だぞ」
ボス「それにこの案件は既定のルールに反するからこれで査定するのは許可できない」
品質「別にわざとじゃなくて」
ボス「意図したかどうかではない、これは品質を査定するのに適していない案件だと言っているんだ」
ボス「別の案件で再度査定をする。おれ君もそれでいいね？」
おれ氏「これでもいいですよ、どうせ糞みたいな点数つけられるだけだし」
ボス「君もそういう発言は控えなさい、いいね」
おれ氏「わかりました」


外部に品質監査をしている場合にはあるあるらしいんだけど
自分と仲のいい人間とそうでない人間で点数が大きく異なってくる、
うちの場合には普段お客様に対して「死ね」とか発言してクレーム生産している馬鹿でも
喫煙所でパチンコの話で品質担当者と毎日盛り上がっているから
10段階中評価の10を査定される。
この査定結果があるからセンター側もなかなかクビに出来なかったりする
品質部門と仲のいい人間とその派閥に属している人間だけが高得点を毎回取得するシステム
逆に俺のような言うこと聞かない、どこの派閥にも所属しない自由な人間はとにかく荒を探して低い点数をつけられる
俺は特に普段から前任者の対応があまりにもひどすぎる案件を引き継いだ時に解決をしてから
前任者に指導をしたり怒ったりしていたので当然目を付けられる
この査定の前の査定でも揉めたためこの時はボスに同席してもらった

もちろん品質査定部門も全員がこういう採点基準を取っているわけではなく
しっかりと仕事をしている人もいる
そういう人が採点をすると俺は8から9、普段10を連発してる奴らが2や3となる逆転現象が起きる
でもそれは年に一度あるかないかなので糞共が首にされることはない
人手不足でもあるのでやっぱりクビにはできないのだ

サポセンに電話しても
再インストール
OS再インストール
しか言われたことない

5，技術屋さんでも初めて触るものは分からない

Windowsの新しいバージョンなんかがリリースされると
検証用や開発用にメーカーのいろんな部署に開発用に先行導入される
一通り新しい機能などを触った時のお話

田中「さてと、こんなところにしとくか」
おれ「だいぶ色々変わりましたね」
佐藤「まあ電話で案内する分にはそんなに無理なさそうだね」
鈴木「それじゃ電源落としておいて」
おれ「どうやって落とすんすかね」
一同「」

そう、誰一人正解を知らないのだ
マイクロソフトからそういう資料とか事前に貰ってるわけじゃないからマジで誰もわからない
まあ落ち着いて考えれば気付きそうなもんだけど
センターの電気を落とすタイミングだったからゆっくり画面も見てられない

おれ「誰もわからないなら仕方がない」

電源ボタンにそっと指を置くおれ氏

おれ「押しまーす」

必殺の強制終了である

一同「こいつ、やりやがった！」

おれ「だめなら再起動します？」

鈴木「やめろｗｗｗｗ」

佐藤「もう触れるなｗｗｗｗ」

初めて触ったときはサポートしている側の人間でも
シャットダウンの方法を知らないんだよ
だからどんな些細な事でも恥ずかしがらずにサポートセンターに電話しておいで

お し ま い

>>34
窓口閉まる直前に届いてわいわい触ってたら
急いで締めなくちゃいけなくなって慌てた
恥ずかしながらwindows7か8だったと思う

>>37
せやで(震え声)
慌ててたんですよ
やったんですよ！ 必死に！ その結果がこれなんですよ！！

笑うがいいさ(´･ω･`)