富士通、携帯電話事業を日系投資ファンドのポラリスに売却か

http://sp.yomiuri.co.jp/economy/20180126-OYT1T50027.html

富士通が、携帯電話事業を日系投資ファンドのポラリス・キャピタル・グループ（東京）に売却する方向で最終調整していることが分かった。

売却額は５００億円前後とみられ、月内にも発表する。ポラリスは買収後に事業を強化し、数年後の株式上場を目指す。

関係者によると、ポラリスは富士通の１００％子会社で携帯電話事業を手がける「富士通コネクテッドテクノロジーズ」株の７０％を取得する。富士通は３０％を保有し続ける。

富士通のスマートフォンブランドは、外部からの衝撃に強い「ａｒｒｏｗｓ（アローズ）」と、操作が簡単なシニア層向け「らくらくスマートフォン」がある。ポラリスは両ブランドを存続させる一方、シニア会員向けのサービスを拡充する考えだ。ポラリスは旧日本興業銀行の出身者を中心とした投資ファンド。

富士通はスマホ販売が伸び悩んでおり、単独での開発継続は難しいと判断した。