テレビにインテリア性を持たせるなど新方針で赤字脱却を目指す-パナソニックテレビ事業部トップが会見

ソース　毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150403-00000005-mai-bus_all
パナソニックが１年ぶりに復活させたテレビ事業部のトップに１日就任した品田正弘・事業部長が２日、大阪市内で記者会見し、２０１５年度に８年ぶりに営業赤字から脱却を目指す方針を示した。

　品田氏は「１４年度中で構造改革の手を打ち終えた」とし、１５年度を「反転攻勢の年」に位置付け「（収支均衡の）白字以上がターゲット」と述べた。

　収益性が望める日本、欧州、アジア、中南米に注力し、フルハイビジョンの４倍の解像度を持つ４Ｋテレビなど高付加価値モデルに切り替えることで実現する。
収益が厳しい北米と中国では現地生産から撤退し、自社ブランド品の生産を他社に任せる。
中国の山東省の工場での生産は１月末に終え、米国との国境付近にあるメキシコの工場での自社生産もやめる方針だが、
それ以外の拠点は「戦略上必要な拠点」として維持する。

　品田氏は、テレビについて「単体では非常に競争が激しく、新しい展開を開けない」として、
形を変えてインテリア性を高めるなどの工夫を加速させる方針を示した。