どのMVNOがいいのか、17種類を計測してみた

　スマートフォン（スマホ）を安い料金で使える格安SIMを選ぶ際、料金プランと並んで気になるのが通信速度だ。だがカタログ上の最大通信速度は、どのSIMカードも低速のプランを除けば「下り最大150Mbps（ビット／秒）」と変わらない。そこで今回は、SIMフリースマホを使ってこれらのSIMの速度をチェックし、真の実力を調べた。

格安SIM17種類と大手キャリアの実力をチェック

［注］※1 200kbpsの低速利用時は無制限。※2 「月間総量制限なし」のプランは1日当たり360MBまでの容量制限がある。※3 2015年末まで500kbpsに速度アップするキャンペーンを実施

通信速度のテスト結果。混雑時の速さで目立ったのは、昼も夕方も下り平均10Mbps以上をキープしたNifMoとIIJmio、UQ mobile、そしてぷららモバイルの高速プラン。
いずれも本家のドコモやauに匹敵するか、場合によってはそれ以上の速さを記録した。それ以外のSIMの多くは混雑時になると速度が一気に低下し、下りが平均100kbps台にまで落ち込むことも多かった。それだけでなく、下り最大150Mbpsをうたうサービスのなかにも、回線がすいているはずの早朝で下り平均5Mbps以下しか出ないものがあった。

一方、大手3キャリアと中堅のワイモバイルは、混雑時でも下り10Mbps以上をキープ。なかでもソフトバンクとも回線を共有するワイモバイルは、平均50Mbpsを超えることもあるなど下りの速さは突出していた。通信速度だけで見れば、大手に一日の長があるともいえそうだ（［注］早朝は午前4時台、昼休みは12時台、夕方は17時半～18時台に計測。ぷららモバイルLTEは音声通話に対応する前に測定、通常コースは容量制限に到達する前の2回の速度の平均値　※1 データ通信専用プラン　※2 2015年末まで最大500kbpsのキャンペーンを実施）


http://www.nikkei.com/article/DGXMZO83742250X20C15A2000000/