iOS8に負けないAndroidのIMEを紹介していく

iOS8がサードパーティIMEとかって騒いでるけどAndroidは初期から対応してた
その資産は膨大で早々iOSが追い付くなんて不可能
日本語入力したいのならやっぱりAndroidだよね！

○Google日本語入力 for Android
世界最大の検索サービスのデータベースを利用した鉄板のIME
新語に強く「きょう」「いま」などと入力することによってその日や現在時刻を入力出来る機能もあり先進的な試みも行っており、その1つであるGodanキーボードは評価が高い

http://www.youtube.com/watch?v=nwE673CYZoE 


https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.inputmethod.japanese&hl=ja

○OpenWnnフリック入力対応版
Android初期から日本語入力を支えてきた古参
ベースとなっているのはオムロンが開発したWnn
Androidへ膨大に存在する日本語入力の多くのベースになっている
Wnnという名称は「わたしのなまえはなかのです」を形態素解析によって一発で「私の名前は中野です」と変換させるという理念が込められている
今となっては機能性も低いがAndroidの日本語入力を語る上では欠かせないので紹介

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.pm9.flickwnn&hl=ja

○Simeji
こちらもOpenWnnと同様にAndroid初期から日本語入力を支えて来た古参
Shimejiと誤表記されることもしばしばだが正式にはSimeji
マッシュルームというプラグインによって動的に変換するという新概念を示し人気を博した
しかし中国企業Baiduに買収されてからは評価が一変
個人情報送信問題などをのらりくらりと責任逃れをする姿勢によって一気にユーザが離れた
幸いなことにマッシュルームに関する権利はBaiduが独占せずに至ったため現在ではマッシュルームだけが活用されている

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.adamrocker.android.input.simeji&hl=ja

○PoBOX
ガラケー時代からSONYの日本語入力を支えるシステム
こちらもSimejiのように誤表記が目立ちPoBoxやPOBOXではなくPoBOXである
ガラケー時代から軽量ながら優秀な形態素解析を持ち非常に正確な連文節変換を可能にしている
SONYらしく様々な試みを採用し搭載されているキーボードの種類が多いのも強み
ただ残念なことにPoBOXの仕様上、単語の辞書登録数が少ない
そして”通常の方法では”SONY端末以外で利用することが出来ない

ATOKは有料だから
他に比べて使いたいと思わせるものがないとね
あとPOBOXはオンライン辞書使えるから以外と変換は困らない

○nicoWnnG IME
その名称から判るように先程挙げたWnnベースの日本語入力
PoBOX以外で豊富なキーボードの種類を選択したいのならば現状ではnicoWnnG IME以外の選択肢が無いと言える
通称ポケベル打ちに対応しているのも評価が高いポイントだ

https://play.google.com/store/apps/details?id=net.gorry.android.input.nicownng&hl=ja

○ATOK for Android
皆が大好きATOK、読みは「えいとっく」であって「あとっく」では無い
辞書に広辞苑を収録した膨大な単語数によって変換出来ないというのが少ない日本語入力
しかし最大の特徴はジャストシステム謹製の追加辞書にある
手紙の前書きから医療用語まで働く大人の強い味方だ
有料という点が懸念されることも多いが仕事に耐え得る日本語入力は数少ないので実際のところ価格はあまり気にならない
先進的な試みの扇状に広がるジェスチャー入力は視認性も高く人気である

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.justsystems.atokmobile.service&hl=ja

○日本語フルキーボード For Tablet
意外とあれば便利なQWERTY配列の日本語入力
スマホでは省略されがちなTABキーやALTキーを搭載し一部の人には役に立つ
PC向けWebサービスなどではショートカットキーが設定されてたりもするのでインストールしていても損は無い

https://play.google.com/store/apps/details?id=info.repy.android.FullKeyboard&hl=ja

○Hacker’s Keyboard
こちらは日本語入力では無いけれど役に立つので紹介
日本語フルキーボード For Tabletと同コンセプトだがHacker’s Keyboardでは膨大とも言えるキーボードに関する設定を行なえるのが特徴
サーバーなどへスマホやタブレットでアクセスする人には重宝するまさにハッカーのためのキーボード

https://play.google.com/store/apps/details?id=org.pocketworkstation.pckeyboard&hl=ja

○Social IME
Social IMEはユーザが変換辞書を共有することによって辞書の充実化を図る試みがなされている日本語入力システムである
特性上、新語の対応が最速で新しく生まれた言葉は即座に変換可能だ
しかしながら誤って個人情報を送信してしまうユーザも少なく無く問題視されている
現在はマッシュルームなどのプラグインから利用するのが普通となっており自身の利用している日本語入力にSocial IMEプラグインが無いか探してみると良いだろう

○mazec
脅威の手書き入力認識率を誇り、登場当初は話題騒然だった
かなりテキトーに書いても「ア」と「了」をしっかり認識するなど使ってみると本当に驚く
混ぜ書き入力にまで対応しているのは本当に脅威的としか言いようが無い
ソフトウェアキーボードに慣れてないお年寄りでも非常に簡単な日本語入力を提供してくれる
体験版もあるが有料版を購入しても損した気にならない

http://www.youtube.com/watch?v=rL6QGDH_1Qg 


https://play.google.com/store/apps/details?id=com.metamoji.mazec&hl=ja

○SKK for Android
これまで紹介してきたのは形態素解析によって連節文変換を行う日本語入力だ
しかし形態素解析方式は誤った認識によって例えば「にわにわとりがいる」などの様な文章だとユーザの狙い通りの連節が指定出来ない問題があった
そこでSKK(Simple Kana to Kanji conversion program)は誤変換の元となる形態素解析機能を男らしくも取っ払いユーザが自ら連節を明示的に指定するという方式を取った
明示的に連節を指定する操作が入力に介在するためSKKの操作方法は独特で初見では漢字変換すらままならないと言った仕様である
しかし慣れれば誤変換が少なく「庭二羽鳥が居る」「庭鶏が居る」などと書き分けることが可能なので非常に気分良く入力出来るためコアなファンが多い

http://www.nicozon.net/watch/sm19289811

http://dic.nicovideo.jp/a/skk

http://ja.wikipedia.org/wiki/SKK

http://homepage1.nifty.com/ray-mizuki/software/skk_jp.html

○SKK-JISYO.jinmei
膨大な人名が登録されて居る辞書
こちらもSKKの成果物

http://openlab.jp/skk/skk/dic/SKK-JISYO.jinmei

○はてなキーワード辞書
はてなキーワードを元に機械的に生成されて居る辞書
IT関連に強いような気がする

http://web-apps.nbookmark.com/hatena-dic/

○ニコニコ大百科IME辞書
ニコニコ大百科から機械的に生成されて居る辞書
アニメや漫画、ゲームなどへ非常に強いが余計なノイズが酷く、ある程度の学習が進むまではまともな変換が出来なくなる

http://tkido.com/data/nicoime_latest.html

○沖縄辞書
沖縄の難読地名、難読人名などを変換するための辞書

http://www.zukeran.org/o-dic/

○住所録
辞書データでは無いが扱かい易いCSV形式で郵政公社が配布してくれているデータベース
プログラム出来なくてもテキストエディタの文字列置換機能などを用いれば比較的簡単に辞書を生成出来るだろう

http://www.post.japanpost.jp/zipcode/download.html

○一万語医学辞書
膨大な数の医学用語が収められて居る辞書
医学に関わってる人なら感涙ものの辞書だろう

http://hp.vector.co.jp/authors/VA003305/dic/

○地球物理辞書
地球物理学に関する用語が収められてる辞書
物理学と地学双方を中途半端にサポートしている

http://www.chibutsu.org/jisho/