SIMフリーiPhoneそんなにしないよ?
2014年07月30日
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20140728/1059282/?rss
キャリアが販売するスマートフォンに、他のキャリアのSIMを挿入しても通信ができないようにロックをかける、いわゆる「SIMロック」。最近、総務省がSIMロック解除の義務化の方針を示したことで、再び大きな注目を集めている。なぜ総務省は今、SIMロック解除の義務化方針を打ち出しているのだろうか。またSIMロック解除の義務化は、市場にどのような影響を与えるのだろうか。
再び持ち上がった総務省のSIMロック解除方針
最初にSIMロックの解除に関する議論が注目されたのは2010年。この年、総務省はSIMロック解除をキャリアに求めたものの、いくつかのキャリアが反発の姿勢を見せ、公開ヒアリング、さらにはネット上でも激しい議論が繰り広げられるなどして大きな注目を集めた。
その結果、SIMロック解除に関するガイドラインは定められたものの、それを実施するか否かは、キャリアの判断に委ねられる形となった。結果、NTTドコモが有料でSIMロック解除ができる端末を提供するようになったものの、auは3Gの通信方式が他社と異なるため解除の取り組みは実施しなかった。また、ソフトバンクモバイルもごく一部の端末のSIMロックを解除したのみだった。
そうした状況の下、しばらくの間、SIMロック解除に関する動きは沈静化していた。だが今年に入り、総務省のICTサービス安心・安全研究会が6月30日に実施した「消費者保護ルールの見直し・充実に関するWG」で、携帯電話のクーリングオフと関連し、利用者の自由な選択を妨げているとして、キャリアにSIMロック解除を義務付ける方針を打ち出したのだ。7月14日にはICTサービス安心・安全研究会がSIMロック解除の方針を正式に決定したようで、方針通りにいけば、2015年からSIMロック解除が義務化されることとなる。
しかしなぜ、総務省はこれほどまでに、SIMロック解除の義務化に熱心なのだろうか。その背景には、キャリアの寡占が進むことへの危機感があるようだ。
SIMロック解除の議論が過熱したのは2010年だが、SIMロック解除に向けた動き自体は、2007年に総務省が実施した、携帯電話のビジネスの今後について検討する「モバイルビジネス研究会」に端を発する。ここで総務省が問題としたのは、ネットワーク、端末、サービスの全てをキャリアが仕切って提供する、垂直統合モデルによる“囲い込み”が、競争阻害の大きな要因になっていることだ。そこで、まずは2007年に、従来一体となっていた端末とネットワークの料金を分離。その後、経過を見てSIMロック解除を実現することで、キャリア間の競争を加速させたい狙いがあったといえる。
その一方で総務省は、イー・モバイルなど携帯電話事業者の新規参入を募ったり、仮想移動体通信事業者(MVNO)の参入を推進したりするなどして、競争加速のための環境作りを積極的に進めてきた。だがそうした総務省の取り組みが必ずしも成功したとは言えない。
それを象徴しているのが、新規参入事業者であったイー・モバイルを併合したイー・アクセスが、昨年大手キャリアの一角となるソフトバンクに買収されたことだ。モバイルで高度なサービスを利用するユーザーが多い日本では、最先端の高速ネットワークを全国くまなく、しかも短期間で整備することが求められる。そのため、資金力が弱い新規キャリアがインフラ整備で大手キャリアに立ち向かうのはすでに難しくなっており、新規参入を募っての競争加速は困難だったといえるだろう。
もちろん、最近「格安スマホ」で注目を集めたMVNOのように、一定の成功を収めつつある施策もある。だがそれでも、キャリア間の競争を加速させるにはまだ力不足だ。一方で大手キャリアは、春の高額キャッシュバックや、最近の料金プラン合戦のように、1社が競争を仕掛けてもすぐに横並びになってしまうなど、劇的な競争が起きにくい、こう着状態が続いている。
そうした状況に業を煮やした総務省が、大手キャリアの寡占による競争の停滞を解消するため、再びSIMロック解除の方針を打ち出したと見られている。
では、SIMロック解除が義務化された場合、競争が加速して市場に大きな変化が起きる可能性があるのかというと、それはSIMロック解除がどのような形で実施されるかによって大きく変わってくる。
例えば、現在NTTドコモが実施しているように、購入した端末をあとから有料でSIMロック解除できるようにする、という形で義務化された場合。この場合は、ユーザーが能動的に解除しない限り、ロックがかかったままであることから、キャリアが提供する割引施策なども従来通りとなる。そのため、市場競争に大きな影響を与える可能性は低いだろう。
実際、7月25日にNTTドコモの加藤薫社長が決算発表の場において、「SIMロック解除した端末は3年間でおよそ20万台。うち8割が海外で利用したいという要望によるもの」と話している。これは、積極的にSIMロック解除してキャリアを変えたいユーザーがそれほど多いわけではないことを物語っている。
だが、そもそもキャリアがSIMロックをかけること自体を禁止してしまった場合は、市場に劇的な変化が起きる可能性が高い。というのも、キャリアが提供する端末の割引施策のほとんどは、SIMロックがかかっていることを前提とし、自社のネットワークを継続利用してくれるからこそ提供できるものだからだ。SIMロックをかけることができなければ、割引施策が一切適用できなくなる。そのため、端末が定価に近い額へと一気に高額化してしまう。
そうした場合、日本で販売されている高性能スマートフォンは、定価に近い7万~10万円程度の価格を支払わなければ購入できなくなる。そうなるとユーザーの端末購買意欲が大幅に低下して機種変更が進まなくなるし、キャリアが提供する端末も購入しやすい低価格のミドルクラスのモデルへと変化するだろう。キャリア間の競争以前に、端末メーカーなど周辺の産業に与える影響が非常に大きくなってしまうのだ。
そうした可能性を考えると、現実的なSIMロック解除の義務化は、現在のNTTドコモに近い形となってくるのではないかと思われる。この場合、現在の市場競争に与える影響は大きくないと見られるのだが、iPhoneもSIMロック解除の対象となることが、さまざまな変化をもたらすかもしれない。
日本でSIMロック解除が積極的に利用されていない大きな要因の1つに、キャリアによって使用する周波数帯域や通信方式が違うことが挙げられる。例えば、auとそれ以外のキャリアでは、3Gの通信方式が違うため、auのSIMを他キャリアの端末に挿入しても音声通話ができない。また各キャリアとも、自身のネットワークでのみ性能をフルに発揮できるよう、販売する端末の対応周波数帯を限定することが多い。そのため、他キャリアのSIMを挿入しても性能をフルに発揮できないことが少なからずある。
だが日本で人気の高いiPhoneは、1つのハードで幅広い周波数帯域や通信方式をサポートしている。特にiPhone 5s/5cの場合、主要3キャリアのLTEに対応しているのはもちろん、auの3Gネットワークにも対応していることから、実はSIMロックが解除されていれば、日本ではキャリアを問わず使用可能となるのだ。
iPhoneは現状、NTTドコモもSIMロック解除の対象外としており、アップル自身が別途SIMフリーモデルを販売している。だがもし今回の義務化によってiPhoneもSIMロック解除の対象となった場合、(ある程度の知識は必要になるが)ユーザーは同じiPhoneを使いながらキャリアを変えやすくなるのは確かだ。
一方で、これまでiPhoneを優遇した多くの割引施策を打ち出してきたキャリア側は、SIMロック解除義務化でiPhoneが最もキャリアを移行しやすい端末となる。それにより、のりかえのリスクが大幅に高まることから、従来と同じ割引施策は打ち出しにくくなる。それゆえキャリアがiPhoneの優遇をしなくなる、もしくは端末販売時に、割引施策を維持する代わりに、現在の「2年縛り」よりも厳しい縛りを設けてくるなど、キャリアのiPhone販売戦略に大きな変化が起きる可能性が出てくる。
SIMロック解除の方針が打ち出されたとはいえ、それがどのような形で実現するのかは、現在のところまだ決まっていない。だが来年にはSIMロック解除が義務化されるのは確実であるし、義務化が何らかの影響をもたらすことも、また確実だろう。総務省が今後どのような対応をしてくるのかに、しばらくは注目が集まることとなりそうだ。
縛り有りの負担額でごまかされてるけど
海外から取り寄せるからいいよーっ
OSの更新だけ担保があれば、10万でもいいわなw
ロック解除で不要になるのに端末には居座るんだろw
ただ通信量の2年契約とか出やすく見えるだけで
イイじゃん。
スマホの通信費高杉だからこれでユーザー流失さけるためにソフバンが通信費激安攻勢かけてくれれば
スマホの月々の基本料金が安くなってくれるだろ。
すでに日本国内のアップルストア店頭でSIMフリーのiPhone5sが7万円で売ってる時代だぞ?
10万円なんかできるわけない。どうせアップルストアの店頭価格と同じにするのがやっとだろ?wwww
SIMロック解除が義務化されたらパケ代の値下げ戦争が始まるよ。
パケ代下げないとソフバンからドコモにiPhoneユーザーが流れちゃうからね。
プロバイダがPC売ってるようなもんだ
値段を最終的に決めるのは小売店だからな。
売るためには値下げする事になり,
キャリアやメーカーに対しても値下げ圧力が強まって,
卸値を下げるか,安めのモデルを開発する事になるよ。
端末代が高くなるなら月額を値下げするのが当然だけど
それこそ横並びのキャリアがやるわけないか
どうせSIMロック解除義務化したら解約手数料値上げするんだろ?何故か各社一斉にw
これだよな
SIMロックじゃなくて2年縛りがユーザーを固定してるって本当は官僚もわかってるんだろ
一括で買えばいいよくね?
なんで端末の価格が上がる、とかの謎理論が蔓延ってるのか理解出来んわ
クルマとかもローン支払い中は名義変更出来ないだろ。
それと同じにすれば良い
スペックは国内の最新端末と変わらないし。
すぐ壊れるのに
キャリアの意味わからんマジック騙しができなくなるだけで。
Simフリーになったからって海外スマホまで値上がりするわけない
海外の売れ筋に価格合わせて価格下がる可能性のが高いんじゃね
というか、日本のメーカーも残りわずかだな
安い端末はガンガン出るから売れないだけだけどねw
日本独自価格はやめろ
キャリアのスマホを高くしたらみんなMVNOにうつるだけじゃん
余計なサービスしか提供してないのに何いってんの
引用元: ・http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1406683673/
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なんで10万になるんだ
ノートパソコンの方が高性能なのに3万円で買えるというのに
小型軽量化で値段が三倍になるくらいなら安くて重くて分厚い携帯でもいいわ