パワポなんてもういらない！　これまでとまったく違う無料プレゼンソフト「プレジ」

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パワポを超える無料ソフト「プレジ」、プレゼン資料作りが楽しくなる

　「プレジ（Prezi）」というソフトをご存知だろうか？　2009年にハンガリーのブタペストで創業され、現在はサンフランシスコに本社を置いているPrezi社が開発している無料プレゼンテーションソフトだ。

　プレゼンソフトというとマイクロソフト社の「パワーポイント（パワポ）」が有名だが、プレジはこうした1ページずつめくって見せていくようなプレゼンソフトとは異なる。巨大なホワイトボードのような大きい1枚のシート（キャンバス）の上に世界を作り、その中にある要素をカメラを移動させるように拡大・縮小を交えつつ見せていくという、映像表現のようなプレゼンができるのが特徴だ。「パワポではどうしてもできなかった魅力的なプレゼンができる」と評価が高い。

世界で4000万ユーザー！　日本でも増加中
　こうした印象的なプレゼンができるところが注目を集め、世界中でユーザーが増えつつある。
現在約4千万人のユーザーがいて、作成されたデータは1億2000万件にもなる。

　プレジはパソコン用ソフトやiPad用アプリもあるが、クラウドベースのアプリケーションとしてウェブブラウザー上でも利用できる。

ウェブブラウザー上で動く


パソコン用ソフトもある



　基本機能は無料で利用でき、専用のクラウドストレージに作成したデータを100MBまで保存できる。

ただし作成したデータはすべてネット上に公開されてしまう。作成データを非公開にする、より高度な機能を利用する、またストレージの容量を増やす場合には有料版が必要だ（年間59ドル～159ドル）。
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プレジと普通のプレゼンソフトはどこが違うのか？

プレジでは、前述のとおり1枚の大きいキャンバスに見せたい要素を配置し、それらの間をカメラを移動させるように視点を動かして見せていく。

　プレジの面白さは、この1枚のキャンバス上にすべてを配置する仕組みにより、プレゼンテーションで伝えたい事柄の全体像をつかみやすい、言い換えれば世界観を表現しやすいところだ。
そしてズームや引きなどの動きをつけながら視線を移動し、見せたい部分を見せたい順番でプレゼンしていくことができる。

プレジのキャンパス全体。1枚の大きなシート上に見せたい要素を配置する


シートに配置した要素を、カメラを動かすように向きや大きさを変えつつ見せていくのが特徴



写真、PDFをどんどん貼り付けてつなげるだけ
　こうして書くとなにやら難しそうに思えるかもしれないが、実際にやってみると操作はシンプルで分かりやすい。全く未経験だった筆者でもしばらくいじっていたら、ズームや回転を使って
ちょっとした映像のようなプレゼンテーション資料（のようなもの）を作ることができた。

　作成するときは、1枚のキャンバスの上に見せたいものをとにかく書き出したり、見せたい写真や動画、PDFなどがあればどんどん貼り付けていく。次にそれらを見せたい順番にパスでつなげていく。これにより、アニメーション的な動きのある表現が手軽にできる。あとは再生ボタンを押して流れをチェックすればよい。

貼り付けた要素を、見せたい順番にパスにつなげていく



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