6本の指を持つ男、タイピストの仕事を求む「1分間に100文字以上打てる」

インド出身のヴィジェイ・シン（Vijay Singh）さん（48）は、それぞれの手に6本指が生えている。その特性を生かして、来月からイギリスで、タイプストとしての職探しをする予定だ。

多指症という症状のために人よりも指が多くあるヴィジェイさんは、子供の頃からタイピングのスキルを磨き、今では1分間で100文字以上をタイピングすることができる。だが残念ながら、インドでは過去数年間で50以上の会社から断られた。

そこでヴィジェイさんは、イギリスの学生ビザを取得し、来月飛び立つ。このビザがあれば、
秘書科大学に通いながら、週20時間まで仕事をすることが可能だ。

多指症の症状を持つ人の中には、ただ指の本数が通常より多いだけで、うまく動かせない場合も多い。だがヴィジェイさんの場合は、6本すべての指を自分の思い通りに動かすことができる。だから、タイピングにはもってこいだ。

「イギリスでは、きっと私の特技を活かせると思います。」と、ヴィジェイさんは抱負を語っている。

多指症を持って生まれた場合、先進国では乳児の内に切断するのが一般的だが、インドの一部では幸運の象徴として崇めたてられる。

「私は1分間に100文字以上をタイピングすることが出来ます。私は、秘書やタイピストの仕事に適任です。」とヴィジェイさんは自身をアピールする。

ヴィジェイさんのイギリスでの就職活動が上手く行くことを祈る。

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