「Mac」乗り換え時につまずいたこと。

最近、筆者の周りでもMacへの買い換えを検討したり、実際に買い換えに走ったりする人が多くなっています。
iPhoneやiPadの普及によって、Apple製品は使い勝手がいいと気がついたユーザーは、パソコンの買い換え時にWindowsからMacへの乗り換えを検討するようです。

しかし、Windowsに慣れ親しんだ人にとって、初めてのMacは戸惑うことが多く、せっかく購入したのに宝の持ち腐れとなってはもったいないですよね。
そこで、実際に筆者が買い換え時に躊躇したことを含めて、初めてWindowsユーザーがぶつかる壁や、対策方法をお伝えしたいと思います。

■1：日本語の入力ができない
一番最初に戸惑うのが日本語入力の時。通常、左上にある［半角/全角］キーが、Macにはありません。
なので、変換をする際にどこを操作すればよいか迷うのです。実は、スペースキーの左右に配列されている英数・かなキーで変換できます。

また、Windowsでいうcontrolキーもありませんが、同様の機能でショートカットキーとして使えるのが、ほぼ同じ場所にあるcommandキー。呼び名が変わっただけで、この辺りは、一度覚えてしまえば大丈夫でしょう。

■2：コピー＆ペーストの仕方が分からない
デスクトップ上部のメニューバーに「編集」コマンドがあり、その中に、「コピー」「貼り付け」のコマンドがあります。
しかし、文字列を選択して、編集コマンドを選んで、コピーして……という作業は面倒です。

さらに、最初、操作になれていない時は、コマンドキー＋［C］でコピーや、コマンドキー＋[Ｖ]でペーストという、ショートカットの操作も躊躇することでしょう。

そこでオススメなのが、トラックパッド（※）をWindows仕様にカスタマイズするというもの。
つづく
http://wooris.jp/archives/28476

>>1つづき

システム環境設定の中にある、「トラックパッド」を開き「ポイントとクリック」を選択します。
そして、副ボタンのクリックを「右下隅をクリック」にチェック。これだけで、トラックパッドの右下を押したときの操作が、Windowsで右クリックをした操作と同じになり、コピーやペーストを呼び出せるというわけです。

※トラックパッド・・・ノートパソコンなどで利用される入力装置の一つ。
マウスの代わりに平らなパッドを指でなぞってマウスポインタ等を操作する。

■3：Windowsの資産を使いたい
長年使ってきたWindowsには、どうしてもあのソフトでなければ作業ができないといったこともあるでしょう。
結局、いくつかのソフトを使いたいがためにMacを避けていた人もいると思います。

実は、Macには『Boot Camp』という機能が実装されており、どうしてもWindowsを使いたい人には、新たにWindowsのOSをインストールすることで使えるようになります。

ただし、本来Macで使用する領域に、Windowsをインストールするわけですから、OS分とプログラム分の領域を使うことになってしまします。
1台のPCで行っている作業なのに、Mac OSとWindows OSの切り替え時には、再起動をしなくてはいけないという難点があります。

筆者は、この辺りのレスポンスを優先するために『VMware Fusion』というプログラムをインストールし、Mac上で Windows プログラムを実行できるようにしています。『Boot Camp』と異なり再起動の必要性がないため、使い勝手が向上します。

長年使い続けてきたWindowsにも、新しい機能満載なMacも、どちらにも良いところがあります。
その、どちらとも上手につきあえる方法で、あなたのPCライフを充実させていきましょう。