世界で一つだけの木製キーボード！　銀座の期間限定ストアが盛況

　
期間限定で出店し、人々に驚きを与える効果が高いとされるポップアップストアは今年の流行。
ファッションブランドや昨年改装された東京・伊勢丹新宿店などが、積極的にこのポップアップストアを展開して、集客やPR面での効果を上げている。

　そんななか、IT系にもポップアップストアで出店する企業が現れた。
フランスのIT機器メーカーOree SASが、6月29日～7月7日の期間限定で、東京の東銀座にポップアップストアをオープンしたのだ。ストアで販売されるのは、「オリーボード」と名付けられたタブレット端末やパソコン用の木製キーボード。フランスの木工職人による手作りの品を、その場で好きな木目、色味のものを選び、キーのフォントなどもカスタマイズして販売する。

　「Oreeが出店するということで、キーボード“マニア”の間で話題になっていたようで、この土日は大賑わいでした」とCEOのジュリアン・サラナーブ氏。「商品の人気が高くても、当社の規模では世界中に常設の店舗を持つのは難しい。商品をじっくり試してもらいながら、その場でカスタマイズも行なってしまうワークショップ的な形態には、ポップアップストアがとても向いています。さらに、職人の製品作りへの思いとユーザーをつなげる場所にもなればと期待しています」という。

　世界に先駆けオープンした東京のストアを第一弾に、今後、パリやニューヨーク、ロンドンなどの地でもポップアップストアを展開し、今秋以降には東京で再び、ストアを開く予定という。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20130701/1050483/