アインホーンが新製品 「ｉＰｒｅｆｓ」 を引っさげて Apple 経営陣と株主総会で対決へ

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米Appleの新株主還元策「iPrefs」？

　米著名ヘッジファンドマネージャーのデビッド・アインホーン氏は21日、アップルの現預金の使い方について投資家向け電話カンファレンスでプレゼンを行った。
「ｉＰｒｅｆｓ」と名付けた増配政策の一種を提案し、アップル経営陣に対抗する考え方を示した。

　アップルは9兆円以上の手持ち流動性資金を保持しており、この使い道について、また、優先株の扱いについて意見を戦わせている。

　配当と自社株買いを提案したアップルに対しては、デルコンピュータの例を持ち出し、株価にはさして影響がなかったことを「一時的な自社株買い、
一時的な増配にそれほど大きな意味がないことがわかる」などと説明した。

　そこで最も有効な株主還元政策は、優先株のような扱いの「ｉＰｒｅｆｓ」に4％配当の50ドルを支給するというもの。これは、既存の株主に無償交付されるものだという。

　こうすることによって、節税のために海外で還流している現金を再び米国内に還流させることができるというものだ。

　アインホーン氏のグリーンライトキャピタルはすでに、アップルを提訴。対して、アップル側も配当と自社株買いを発表している。

　来週に迫る定時株主総会を前にして、両者の緊張が高まってきた。