【知的財産】Kodakのデジタルイメージング関連特許、GoogleやAppleら企業連合が買収

ソースは
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1212/20/news091.html

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米Eastman Kodakがデジタルイメージング関連の特許群を約5億2500万ドルで売却することに
合意した。この取引は、写真界のパイオニアであるKodakにとって、2013年上半期に
会社更生手続きを完了し、経営再建を果たす上での大きな一歩となる。

Kodakは今回1100件の特許を売却することで、8億3000万ドルの再生融資を受けるための条件を
満たせる。

この特許取引はIntellectual VenturesとRPXが率いる企業連合との間で成立したもの。
この企業連合には世界の大手IT企業が参加しており、そうした企業が特許のライセンスを
取得したり、特許を買い取ったりすることになる。

裁判所文書によると、この企業連合には、米Adobe Systems、Amazon.com、Apple、
Facebook、Google、Shutterfly、Microsoft、富士フイルム、
中国Huawei Technologies、台湾HTC、カナダResearch In Motion（RIM）、
韓国Samsung Electronicsなどが参加している。
Kodakはさらに融資パッケージの一環として、パーソナライズドイメージング事業と
ドキュメントイメージング事業を売却するほか、イギリスにおける年金債務の問題を解決する
必要がある。

Kodakによると、今回の特許取引により、同社は2013年上半期には更生手続きを完了できる
見通しという。
「当社は収益力の高い持続可能な企業として再建するための準備を進めており、ここ数週間で
その取り組みは加速した」とKodakの会長兼CEOであるアントニオ・ペレス氏は述べている。

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-続きです-
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Kodakが2012年1月に米連邦破産法の適用を申請した際には、特許ポートフォリオが同社の
主要な資産になるとみられ、当初、同社の特許には最大26億ドルの価値があるとも試算されて
いた。
実際、IT各社が特許訴訟を積極的に展開するなか、特許市場では知的財産の価格が高騰してきた。
例えば、2011年には、カナダNortel Networksが会社更生手続きの一環として6000件の
ワイヤレス特許を競売にかけ、45億ドルで売却している。
2012年には、特許を豊富に所有するMotorola MobilityをGoogleが125億ドルで買収している。

だが、当初8月には終わると見られていたKodakの特許競売は予想よりも難航した。
特許専門家の1人は、その理由として、あまりに楽観的な評価を受けて、Kodak陣営が目標を
高くかかげすぎたことを挙げている。
「不幸にも、Kodakの経営陣は自社の特許に数十億ドルの価値があるように誤解してしまった。
実際はそれほどでもないのにだ。今回の売却はきわめて適正な価格だった」と
特許ライセンシング企業General Patentのアレックス・ポルトラック会長は指摘する。
同氏によると、GoogleがMotorolaを買収したことで、Googleにはもはや是が非でも特許を
手に入れる必要がなくなり、その結果、知的財産市場にデフレがもたらされたという。

Kodakの歴史は19世紀にさかのぼる。手持ちカメラを発明したのはKodakだ。
だが、同社はデジタルイメージングへのシフトを上手く果たせずにきた。
再建後のKodakは、全く別の会社になりそうだ。
同社は消費者向け事業から撤退し、商用イメージング市場向けの製品とサービスにフォーカスを
移すとみられている。

今回の特許の売却には、連邦破産裁判所による承認が必要だ。
Kodakの会社更生手続きはニューヨーク州南地区連邦破産裁判所の監督の下で進められている
（事件番号は12-10202）。

-以上です-

富士フィルムの陰謀

ここが潰れてしまうと映画フィルムで撮影できなくなる

ＣＩＮＥＯＮフォーマットがコダックの成果だったな
「デジタルネガティブ」と呼べるもの

Adobeはこんなのに金出すよりも自社製品をまともにする方が重要だと思う。

富士フイルムしっかり関わってるな。

アメリカの映像関係会社はKodakだけは支えとかないと